本日、紹介する本はこちらです。
株式会社徳間書店/千田琢哉/５秒ルール 最高の結果を出す人がやっている思考・選択・行動50の習慣
今回は、本書に記載された次の言葉について、話していきます。
●「方向性があなたの人生を決める」
●「５秒以内に決められないようなことはしない」
●「あなたの５秒を、水に換算してみる」
この本は、千田琢哉さん世に本を出されて154冊目です。
ここまで本が出せるということは…需要があるということになります。
どうして、「154冊も世に出せるのか」も意識して読むと、気づく点が増えます。
最後まで、お付き合い下さい。
方向性があなたの人生を決める
本書P.3より
「方向性があなたの人生を決めるのだ。」
方向性が、私の人生を決める…。
確かに、過去を思い返してみると、ピーンとくるものがある。
私は、野球部に所属している時に、こんな悩みを抱えていた。
短距離走は、部内で負けなしなのに、
長距離走は、部内で補欠レベルで、手を抜いていると思われていた。
周りは、長距離走でタイムが振るわない私に、バッシングした。
整体の先生は、
「君の足の筋肉は、短距離走100%で、できている」
と教えてくれた。
この日を境に、私は長距離走を頑張るのをあっさりやめ、
短距離走に力を入れた。
この結果、私の短距離でのスピードは強化され、
・全国大会でのスライディングキャッチ
・試合での内野安打
・塁上からのプレッシャー
などにつながり、国体優勝に貢献することができた。
重要なのは、方向性。
５秒以内に決められないようなことはしない
本書P.67
「私自身の経験でこれをルール化することによって、随分と人生が好転したというものがある。
それは、５秒以内に決められないようなことはしないというルールだ。」
ついつい先延ばしにしてしまう。
それがクセになっていた。
それは、制限時間を自ら設定していなかったからだ。
制限時間を、ギリギリまで伸ばして伸ばしていた…。
この言葉に出会い、心が熱くなった。
それは、
私の青春時代の大半を過ごしていた「野球」というスポーツ。
野球は、常に、１秒以内の勝負の連続だ。
・投手が投げたボールを打つか打たないか
・内野の選手が、ボールを取る際に、前進するかどうか
・ランナーが盗塁をしようと足を踏み出すかどうか
常に、１秒以内の決断の連続だった。
その世界で、青春時代を過ごした私が
仕事になると決断をすることを嫌がり…伸ばしに伸ばす…。
この言葉に出会い、
５秒以内で決断するように心掛けている。
メールを先延ばしにする必要なんてない。
ツイッターで返信を返すかどうか、５秒以上迷ったら、スルーしてみる。
時間の大切さを改めて学んだ。
あなたの５秒を、水に換算してみる
本書P.97
「あなたの５秒を、水に換算してみる」
本書の中で、時間を水に例えで表現している。
水の無駄使いは、怒られるのに、
時間の無駄使いは、怒られない。
時間を水に表現されると、スッと理解できる。
理解したあと、どうするか？
水の無駄使いをやめることだ(時間)
本を読んで満足して、鼻息をスーハー荒げている人にはなりたくない。
しっかり、吸収する。
私の体は、ほとんどが水でできている。
水のごとく、全ての経験を吸収しよう。
最後に
千田琢哉さんの実体験から、時間の尊さを学んだ。
本書は、「時間術」「タイムマネジメント」と「判断」「決断」
を掛け合わせた本だ。
早速、届いたメールに即答した。
すると、
今までは、
「あとで、メールを返さなきゃ…」
という心にモヤモヤを感じていたが、一掃された。
自分のところで、仕事を溜めない。
これは、仕事だけでなく、様々なことに通じるものだ。
先日、
学生時代の友人とカフェに行った。
私が、５秒で商品を決める。
友人は、「えっと、これもいいなあ。あれもいいなあ…」と悩んでいた。
友人には悪いが、
私は友人を見て、自分が決断に時間をかけていないということに気づいた。
別に、悩んではいけないというわけではない。
ただ、
私は、友人が悩んでいる時間がなかったら、もっともっと色々な話ができるのに…
と思った。
帰り際、惜しむ時間。
お互いが悩んでいなかったら、その数秒もっと話ができるのに。
大好きな人を大切にするために、
本書を読もう。
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古山有則
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