占いについて

占いについて

小学校の頃、「自分の名前の由来について調べてみよう」という宿題があった。

私の下の名前は、「有則」と書いて「あきのり」と読む。

 

自分の名前の由来をワクワクドキドキしながら、母に聞いたのを今でも覚えている。

しかし、母から言われたのは

「姓名判断の先生につけてもらったのよ。画数とか見てもらって。

だから、由来とかはないよ」

だった。

 

私は、本当に困った。

宿題には、ある程度の文字数をノートに書かなくてはいけなかったからだ。

文章力がない私は、

「姓名判断の先生がつけてくれました。」

と恐る恐る1行で提出したのを記憶している。

次の日、1人1人名前の由来を発表することになった。

 

すると、どうだろうか。

「生まれた時に小さかったので、太くなって丈夫になるように『太(ふとし)』とつけました」

と友人が言っていた。

なんて素敵な由来なんだろう。

そして、なぜ私は、姓名判断の先生がつけたんだろう。

 

「こうやって占ってつけられた名前ということはきっとチカラがあるんだ」

由来や経緯はわからなかったが、小学生の私はそう思った。

 

毎日、学校に登校する際に、テレビをふと見る。

星座占いコーナーがあり、毎日気づいたら見ていた。

 

私の星座があまりよくないと言われると、どうしても嫌な気分で1日がスタートする。

反対に、良いと爽快な気分で1日がスタートする。

 

今日はどうなんだろう?

見たくないけど、見たい…そして見てしまう。

学生時代の私にとって「占い」とは、そんな存在だった。

 

社会人になった私は、読書の時間や自分の時間を確保したかったから、タイムマネジメントについて勉強した。

すると、成功者でテレビを処分するという話はどうも珍しい話ではないということを知り、

実際にテレビを処分した。

 

最小限の努力で最大限の効果を得られるのは、テレビを処分することだと信じて。

 

テレビを見なくなった私は、「占い」というものから自然と遠ざかっていた。

どんな良いことがあっても、マイナスな占い結果を見てしまうと、どうもマイナスなことに引っ張られるから丁度よかった。

 

おみくじも極力引きたくない。

凶や大凶を引いたとき、どうしても、心が引っ張られるからだ。

だから、凶を引いた時は、吉以上が出るまで、おみくじを引く。

 

友人に、

「何度もおみくじ引いても意味ないよ」

とドン引きされたことがあったが、それよりも大事なものなのだ。

 

楽しかった友人との旅行が、悪いおみくじによって、台無しになることよりは。

 

ふとしたタイミングで、私は、SNSで占い師さんと連絡を取ることになった。

時間とタイミングがたまたまあったことから、直接会って話を聞いてみたが、

どこか素直になれない。

 

「古山さんは、集団で行動するのは苦手ですよね。」

と言われた時は、

「さすが」と思うよりも、

「SNSに集団行動するのが苦手、という投稿をしているので、そりゃ事前準備でわかるだろうな」

と内心思っていた。

 

「古山さんは、彼女いますか?」

「いいえ」

「そうですよね。こちらも今は、彼女はいないと出ています」

と言われた時は、正直うさんくささが明るみに出ていた。

 

ただ、その占い師さんはこう言った。

 

「古山さんの画数は、ものすごく良いと思います。

なし遂げたい夢とかを、着実に叶えることができる人というのがわかります」

この瞬間に、私は小学生の頃の名前由来のことを思い出した。

もしかして、これを思い出すために、今日来たのかな?と思ったほどだ。

 

私は占いを信用しない。

信用しようと思わなくても、どうしても占いの結果に引っ張られてしまうからだ。

今の自分という存在が「占いの結果」に引っ張られてしまうことが怖い。

 

少し話からズレることになるが、私は、人気のスマホゲームはやらない。

一度インストールしてしまうと、ハマってしまうからだ。

電車に乗っていると、

流行りのスマホゲームで遊んでいる人を見かける。

私もゲームをインストールすれば、面白いと思うし、ハマってしまう自信がある。

ハマってしまうからインストールしない。

この話をすると、決まって理解されないが、

 

私は、ハマってしまうのが怖いのだ。

 

多くの時間をそのゲームに使うことが始める前にわかるからストップする。

 

私にとって占いというものは、ハマってしまうものだと思う。

1人に聞いても、他の人の占いを聞きたくなってしまうものなんだと思う。

でも、どうだろうか。

もしも占い師や雑誌の占いに

「これからやることほとんど大失敗をするけど、最終的に夢を叶うよ」と言われたら?

私は、挑戦すること自体やめてしまうと思う。

「今いる人とは結婚までいきません」

と書かれていたら、

今の恋愛には終わりがあるんだと悲しくなる。

 

占いを信じている人を否定するつもりは一切ないし、ハマっている人もいて然るべきものだと思う。

 

私の占いに対するスタンスは、

都合のいい部分だけを都合よく解釈し、自分にプラスにすることができれば活用してもいいという位置付けだ。

 

先日、信用している仲間から、たまにはこういうのもいいでしょ。

と言って「ネット占い」を見せてもらった。

そこに書かれたことは、

これほど良いものはないのではないか?と思うぐらいの最大級の賛辞が書かれていた。

多くの言葉に奮い立たされてしまった。

 

というのも、

もしかしたら、悪いことも書かれていたかもしれないが、

私は華麗にスルーしてしまった。

悪い言葉には、視界には映らせない。

 

これからも「占い」と適度な距離感を保ちながら、うまく活用していくだろう。

少しでも、成長に活用できるものは。

 

 

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古山有則

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古山有則 koyama akinori

*作家 *軟式野球国体優勝経験ありメンタルトレーナー

*1万冊読了済み読書家

*月5000PVブロガー

「今のために、今までがある」 人生経験、読書経験の集大成を発信中。

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