私の好きな本について

私の好きな本について

あなたは、

「好きな本を教えてください」

と言われたら、どの本を思い浮かべるだろうか。

 

私は、本を読むことが三度の飯よりも好きだ。

しかし、このテーマで書こうと思ったとき、思わず手が止まってしまった。

 

私に、好きな特定の本は存在しないからだ。

延べ1万冊以上の本を読んできたが、

私が、特定の本を「好き」と思ったことは一度もない。

本を読んで「面白い」と思ったとき、

私は必ず著者名を確認する。

 

好きになるのは、本ではなく「人」だからだ。

 

私が読書にハマったきっかけは、文筆家の千田琢哉さんの「朝本」を読んだことだった。

彼の文章に触れたとき、

「この人の考えを少しでも吸収したい」

と心の底から感じた。

体中の血が沸騰したように、動きたくて仕方なくなったのだ。

本を読み終わると、

すぐにパソコンを開き「千田琢哉」で検索していた。

あの瞬間から、私は今でも毎日「千田琢哉」と検索し、ブログを毎日読むことが習慣になっている。

 

偶然出会った1冊で、私の人生は

本を読まない人生から本を読む人生になったのだ。

 

運命の1冊を「好きな本」かどうか考えても、違和感がある。

運命の1冊に出会っていなかったら、本を読んでいるかどうか考えてみたが

答えは、NOだった。

千田琢哉さんの別の本を1冊目に読んだとしても、

私は一点の曇りなく、本を読む人生を歩んでいた。

 

千田琢哉さんの本は、全て購入し、読み込んでいるが

「この本が好き」

という特定の本はない。

 

「オススメの本を紹介してください」

と言われることがあれば、

「どんな悩みを抱えていますか?」

と聞いた後に、「この本がオススメです」と答える。

 

風邪には風邪薬を服用するように、悩みに応じて必要な本があるのだ。

 

偶然手に取った本でも、普段から本ではなく人で味わっているので、

「この本は〇〇さんだな」

と推察することができる。

私は、特定の本を愛しているのではなく、特定の人を愛しているからだ。

100回以上繰り返し繰り返し読み込んでいる本も中にはあるが、

「好き」という感覚とは違う。

 

考えてみると、私は本を「好き」という気持ちで終わらせたくないという気持ちが強い。

友人から

「趣味、読書なんですね」

と言われると、

「趣味ではありません」

と言いたい気持ちをグッと我慢することも1度や2度ではない。

 

私は、本を読めば確実に道は拓けると信じている。

社会人1年目で、

肉体的にも精神的にも余裕がなかったときに、

寝る間を惜しんで読書に励んだのは、本を読むことで現状を打開できると信じていたからだ。

 

1万冊を読んできて、特定の好きな本はないが、好きになる本には

1.断定していること

2.編集に力を入れていること

という共通点がある。

 

1.断定していること

「あなたも正しいし、彼も正しい、どちらも正しい」

という曖昧な主張を見かけたことはないだろうか。

断定するかどうかは、覚悟の現れだと思う。

断定すると必ずセットで批判や否定も来る。

「これ違うと思います」

「あなたの意見が全てではありません」

 

断定をすると、批判や否定を受けることは、著者だけでなく出版社、編集者も十分承知の上だ。

批判や否定されることを受け入れる覚悟が私は好きなのだ。

私のブログでは、断定する。

親しい友人から

「断定しない方がいいよ。倫理的にも、法律的にも。

あとで『あなたに言われた通りにやって失敗しました』と訴えられることもあるからね」

とアドバイスを頂いた。

私は、ありがたいアドバイスだが、真に受けなかった。

学生時代に、八方美人を演じてきて、人の顔色を伺ってきた過去があるからだ。

万人に受け入れてもらおうとするに、

顔色を伺ったり、良い人を演じるのは逆効果ということは過去の経験からわかっている。

 

万人に受け入れられなくても良い。

私のブログを尊い時間で見に来てくれる人に、

少しでも気づきをプレゼントしたい、背中を押したいと思う。

断定することで、批判や否定されるリスクも受け入れようと思う。

 

2.編集に力を入れていること

私は学生時代に、一切本を読んで来なかった。

その理由は、文章が多くてごちゃごちゃしていると思ったからだ。

本を読むと、難しくて眠くなると思っていて読むことにチャレンジすることもいつしかしなくなっていた。

最近の売れている本は、文章の量が少しずつ減ってきている。

スマホ世代は、ワンクリックで情報にアクセスできることで、

文章の量が多い本や難しい表現を多く使っている本に難色を示すのは然るべき反応だろう。

読者のためを思って、

・太字が使われている

・ラインマーカーが塗っている

・ページの最後にポイントがまとめられている

以上は、例にすぎないが、少しでも読者が本を読んで悩みを解決するように

知恵を絞っている本は美しく、私好みだ。

本というものは、著者の1人では作ることができない。

1人でも多くの人に手に取ってもらえるように、本に携わる人が細かいところにも力を注いでいる。

文章を味わうだけでなく、多くのエネルギーを感じる本は好きだ。

 

 

私は、多くの本に支えられて生きていたし、これからも生きていく。

様々な言葉のシャワーを浴びて、壁にぶち当たったときに背中を押してもらってきた。

壁にぶつかったら本をチャンスだと思っている。

失恋したら本をチャンスだと思っている。

上司に怒られたら本をチャンスだと思っている。

 

そのときに欲しい言葉を欲しい言葉がくれそうな本から選ぶ。

すると、魔法みたいに、

解決策や前を向く言葉が溢れている。

 

もしも、私が本に出会っていなかったら、この世にいないと本気で思う。

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古山有則

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古山有則 koyama akinori

*作家 *軟式野球国体優勝経験ありメンタルトレーナー

*1万冊読了済み読書家

*月5000PVブロガー

「今のために、今までがある」 人生経験、読書経験の集大成を発信中。

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