「明日、東京は大雪らしいが、君は予定あるか?」
東京では、4年ぶりに積雪23㎝を記録することになった前日の話だ。
「ありません。」
すると、師匠は、
「じゃあ、明日は少し遠出をしようか」
と囁く。
「楽しみですね」と心の底では、思っていなかったが、
師匠の質問に、「NO」を選ぼうとする気も起きない。
「YES or NO」
ではなく、
「YES or YES」なのだ。
もちろん、これを私が望んでいる。
朝起きた頃には、午前9時を時計が回っていた。
「さて、そろそろ行こうか」
飛び起きて、準備をする。
外を出ると、綺麗な雪景色だった。
「なあ、君。雪を見て何を思い出す?」と師匠から質問を頂く。
私の答えを待たず師匠は、
「俺は、川端康成の雪国を初めて読んだ大学時代の記憶の思い出す。
この小説は『国境の長いトンネルを抜けると雪国であった。』から始まる。君は、どう思う?」
私は直感で感じたことを素直に話そうと思った。
「この1文を読んだだけで、みんな同じ光景を思い浮かべられますね。」
すると、師匠は
「なるほど」と力強く唸った。
続けて、
「書き手と読み手が思い浮かぶ映像を1行で表現している。衝撃を受けたんだ」と話してくれた。
気づけば、もう時計は18時を過ぎていた。
「今夜は、霜降りの肉を食べよう」
「雪と霜」をかけた粋な図らいに、クスりと笑った。
「あっ。吐く息が雲みたいだ」
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