私の好きな言葉について

私の好きな言葉について

「今のために今までがある」

私の好きな言葉だ。

この言葉に何度も奮い立たされてきた。

 

この言葉は、どこかの本で出会った言葉なのか、自分が思いついた言葉なのかは

記憶にない。

 

気づいた頃には

「今のために今までがある」

という言葉を大事にしていた。

私は、高校時代は野球部に所属し、常に真剣勝負の連続だった。

一度負けたら、そこで終わる。

 

夏の大会に次はない。

負ければそこで私の高校が幕を閉じる。

 

「今のために今までがある」

どれだけたくさん練習をしても、試合で打てなければ意味がない。

たった1回のスイングのために

何千回も何万回も素振りをした。

 

スポーツ経験者には少しだけわかってもらえると思う。

試合で、スタートがうまくいくように

練習でスタートの合図が鳴ったら、走る練習を何度も何度も繰り返す。

 

ビジネスマンも、

たった1つのキャッチコピーを作るために、毎日何十個、何百個のキャッチコピーを考える。

私もクライアントの確定申告書を作るために、何度も修正をしたりしていた。

 

たった1回、たった1枚、たった一瞬のために。

多くの血の滲む努力がある

 

「今のために今までがある」

私は、読書が好きで、1万冊読んできたけど、

今読んでいる目の前の1冊に出会うために、本を読んできたと思うんだ。

 

今読んでいる本で、

私の人生を飛躍させる鍵はミトコンドリアなのか

と熱くなっているのは、今まで本を読んできたからだと思う。

 

いきなりこの本に出会っても、素通りしていたに違いない。

 

「今のために今までがある」

私の高校野球最後は、打席に立てなかった。

というのは、自分はネクストバッタボックスで試合が終わるのをみていたのだ。

簡単に説明しておくと、

次に打席に入るバッターだったということだ。

 

私は、中学校野球では、市大会で最優秀賞を受賞した。

当時、市で2回戦で姿を消す程度の実力だったが、下克上をしてやった。

高校でも誰もが羨む実績を積んできた。

どこかで自分は「持っている男」だと思っていた。

しかし最後は、

ネクストバッターボックスは、指をくわえて応援することしかできなかった。

「今のために今ままである」の例外。

 

今までの野球人生の集大成が打席に立つことができないなんて…。

 

私は、このブログでも、今までの人生の集大成が詰まっていると本気で思っている。

今までの、本や人、経験が全て詰まっている。

もしかしたら、

どこかで聞いた言葉かもしれないし、嘘じゃないか?と思うこともあるだろう。

が、私の人生で経験していない話は書いていないし、

「…らしい」というような噂話や本に「このように書いてあるから」というだけで実践していない話は書いていない。

 

「どこかの本に書いていました」

 

とコメントをもらうことがあるが、

成功者の考え方や思考、言葉の使い回しを

私のカラダにインストールできているなと思わず興奮する

 

そもそも、このようなコメントをくれる人は、

私のブログを貴重な時間を使って読んでくれている素敵な人だし、

本を読んでいるから、「どこかの本に書かれてました」と言えるということは

本が好きで毎日の習慣として本を読んでいる人だと思う。

 

実際、私自身も、師匠の本を読み

「もっと自分色出してください。もっとあなたの頭の中を見せてください」

とメール送るだけではなく、実際に会いにいく直接伝えたこともある。

自分と少し似ているなと感じ熱くなる。

 

先日、出版社の編集者さんの話したが、

今まで色々な人生経験してきてよかったなと改めて感じた。

質問してくれる編集者さんが秀逸だったせいか、私はどんどん引き出されていった。

 

今どんな辛いことが目の前に起こっているとしても、

それは数ヶ月後、数年後には確実に笑い話に変わる。

いや、変えなければいけない。

トラウマにすることもできるし、鉄板ネタにすることもできる。

私も500円玉程度の円形脱毛症になった経験があり、

そのときの状態を写真で残しておいたが、

ちょうど編集者さんとその話になり、写真を見せた。

編集者さんは失笑していたが(笑)

その経験があるのに、今こうやって変わることができている自分を高く評価してくれた

 

先日書いた、穴の空いたスーツ30日連続で着た記事も今になってはいい経験として

話すネタにすることもできる。

 

「今のために今までがある。」

こうやって、このブログを読んでくれる人がいるのは、

・私がブログを毎日書いてきたこと

・ツイッターに毎日書いてきたこと

・読書を毎日コツコツしてきたこと

・野球で毎日頑張ってきたこと

・大好きな人に振られたこと

・野球の試合中に怪我をして救急車で運ばれたこと

…多くの人に支えられ、多くの本を読み、多くの経験に恵まれてきたおかげなんだ。

過去よりも未来を意識しろというが、

私は今のとって都合のいい過去を引っ張り出してきて

あのときがあったから今があるんだなと思うようにしている。

 

今を支えてくれるのは過去の私。

過去の私があるから、今があるんだ。

 

だから、

目の前の人には、好きを伝える。

目の前の本には、何度も何度も読む。

目の前を大事にすることが

私を支えてくれるし、未来への突破口になるから。

 

いつだって私を支えてくれる大好きな言葉

「今のために今ままがある」

この言葉に出会えているだけで、

生きている価値があるなと思います。

 

今回は以上です。

 

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古山有則

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古山有則 koyama akinori

*作家 *軟式野球国体優勝経験ありメンタルトレーナー

*1万冊読了済み読書家

*月5000PVブロガー

「今のために、今までがある」 人生経験、読書経験の集大成を発信中。

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