お米作りを経験させてくれた君へ

お米作りを経験させてくれた君へ

ある日、田植えに協力してほしいと君に言われた。

今まで、農業に縁がなかった私は、「いいよ」と答える。

早速、田植えをしに、1日農家さんの元に繰り出せることになった。

 

と言っても、初心者の私にできることは限られてくる。

私に与えられた仕事は、力仕事だ。

これが思ったよりも大変。

 

太陽の陽が私を襲い、汗が顔を流れる。

 

これを毎日か…。

 

思わず、ゴクリと唾を飲んだ。

 

農家さんの1日は、朝4〜5時起床から始まる。

太陽がおはようを告げる前から、

田んぼに持っていく準備に追われる

 

田んぼのゴミを拾う。

誰がこんなもの捨てたんだよ?と思いたくなるものが出てくる。

私は、ゴルフボールを拾った。

こんな田んぼに、誰がゴルフボールを打ち込んだのか?

空から、ゴルフボールが降ってくると言うことはないはずだ。

誰かが、捨てたんだ。

思わず、悲しくなった。

 

農業に従事している人は、年齢もそこそこ高い。

 

聞いた年齢は嘘なんじゃないか?と思うぐらいに、ものすごく元気があり、力もある。

 

 

私たちが、当たり前に、食べているお米。

このお米は、農家さんが心を込めて作り上げてきたものだ

 

現在、GWの真っ最中なわけだが、農家にGWはない

 

むしろ、頑張りどころ。

 

私たちが、GWでワイワイしている間に、いつもどおり、田んぼに向かう。

 

お米といえば、日本人の主食。

子供の頃から三食欠かさず、お米を食べてきた。

野球部時代には、毎食、大盛りで3杯ぐらい食べていたなあ。

 

最近の私はというと、お腹がズドンと出てきて、お気に入れの服も

どこか着づらくなっていた。

本を読むと、痩せるのは、お米を抜くのが手っ取り早いようだ。

 

そう思って、ご飯の量を減らしてた。

 

 

この1日農業のお手伝いをした私は、家に帰ったあと

ご飯をしっかり食べた。

そして、

「おかわりー!」

と叫んでいた。

 

私たちの当たり前は、当たり前を必死に作り上げてくれる人がいるから、当たり前に感じることができるのだ

 

たった8時間だけしか、田んぼで力仕事していなかったが、

 

私には、君の伝えたいことがズッシリ伝わったよ。

 

 

 

お米作りを経験させてくれた君、本当にありがとう。

 

いつもあなたに支えられています。

…古山有則

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以上です。

古山有則

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古山有則 koyama akinori

*作家 *軟式野球国体優勝経験ありメンタルトレーナー

*1万冊読了済み読書家

*月5000PVブロガー

「今のために、今までがある」 人生経験、読書経験の集大成を発信中。

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