私は、会社に就職したとき、自分の仕事が全然終わらず、毎日残業する日が続いた。
その原因はパソコンが不得意なことだ。
社会人１年目の頃、上司に
「会社はパソコン教室ではない」
と激怒されていた。
その時は、私は、ただがむしゃらに頑張ろうと思った。
でも、その結果、パンクした。
この時に、師匠と出会っていれば…。
いや、この経験があったから、師匠と出会えたんだ。
「君は１流を目指してのか？」
師匠と高級ホテルのラウンジで１杯1000円もする珈琲を飲みながら、こんな話をする。
「もちろんです。」
と私は答える。
師匠は、
「今は、君は自分のことを何流だと思っている？」
と聞く。
私は、素直に
「三流です」と答える。
自分の弱さを認める強さをつけることができた私が、
「今は」まだ三流ということを認めている。
師匠は
「よし、三流の君が二流にレベルアップする方法を教えよう。
それは、頑張るのではなく、賢くなることだ。」
とアドバイスをくれた。
私は思わず
「賢くですか…？」と答える。
師匠は
「仕事できない人というのは、ただがむしゃらに労働時間を増やして乗り切ろうとする。
体力の限界がきて、体調不良になる。
それではだめだ。
賢くなる必要がある。
どうやったら、仕事が早く終わるのかを考える。
例えば、朝の９時が始業時間だとすると、始業時間前にきて仕事をやってしまう。
そうすると、周りに人もいないし、集中力を阻害するものがないので、
すぐ仕事が終わる。
定時になったら、会社を退社して、自分の好きな勉強をする。
好きな勉強をすると、自分の頭がよくなるから、その分、仕事のスピードも上がる。
あとは、ランチの時間に同僚とランチに行かないとかね。
ランチタイムは、みんな同時にランチに出かけるから
エレベーターが混んでいる。
が、コピー機は空いている。
この時を狙って、誰にも邪魔されずに、コピー機を独占する。
仕事ができない人は、みんないる時に30分くらいコピー機を独占して、
嫌われる。
おまけに、資料を混在させて、大迷惑をかけてしまうんだ。
少しだけ工夫して、早く仕事を終わらせて、勉強をして賢くなろう。
社会人になると勉強する人が極端に減るから、勉強すると二流になれる」
と教えてくれた。
ただ、頑張るのではなく、賢くなろう。
今日は、どんな勉強をして、賢くなろうか。
自分のために。
誰かのために。
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