本音に向き合えているか試してくれた高校生へ

本音に向き合えているか試してくれた高校生へ

先日、地元にある大きめの図書館に足を運んだ。

ここでは、膨大な本を読めるだけでなく、勉強するスペースもある。

平日にもたくさんの人が訪れる。

なるほど、1日を過ごすことができると聞いていたが、その噂は事実のようだ。

 

早速、私は数冊の本を選び、勉強するスペースに移動する。

その日は、学生の試験の日程が近かったせいか、

普段は解放されていない学校の教室のようなスペースが臨時の勉強スペースとして解放されていた。

おそらく、そこは

数分前に解放されたらしく。某高校の男子学生のみ10人程度がいた。

そこにたった1人、学生ではない私がいるという状況。

 

座り次第、読書を開始し集中力が切れた時に気づいた。

 

「騒がしい」

 

 

というのも、私は耳栓をしていたが、それでも迷惑のように声が聞こえてきたのだ。

 

「おい、こっちのゲーム見てくれよ」

「まじ、ウケるんだけど」

 

地元の人であれば、男子学生が着ている制服が、どこの生徒であるかは一目瞭然。

学年は2年生くらいであろう。

 

つまり、

某高校の2年生が、公共の図書館の勉強スペースで騒いでいることになる。

 

私は、思わず、男子学生に向かって

「うるさいんですけど」

と自分の席から心の中の本音を言ったんだ。

 

すると、

学生は瞬時に、静まり返った。

 

勉強スペースは快適な空間を取り戻し、私は好きな読書を謳歌することができた。

 

数時間後、休憩スペースでコーヒーを飲んでいたら、

見知らぬ女子高校生から

「先程、注意してくれてありがとうございました。

試験前で余裕なくて…。

でも席が一杯で移動することもできなくて。

本当にありがとうございました。

私もあなたのようにハッキリ言えるようになりたいです」

と声をかけられた。

 

私も、数年前であれば、何も言えず、

席を移動するか、音楽を大音量で流すことしかできなかったであろう。

 

今、自分の本音に向き合うことを最優先にしている。

 

私は、注意した10名の男子学生には嫌われたかもしれない。

けど、それでいいんだ。

嫌われたかもしれないけど、

自分の本音を言わなかったら、私が私を嫌いになってしまう。

 

本音に向き合えたことで、自分の勉強を邪魔されずに済んだし、

気持ちも良かった。

そして、女子高校から感謝も言われている。

 

私は耳栓をして気づかなかったのだが、他に数名にいたらしい。

教室の前半分では、私は、ヒール。

教室の後半分では、私は、ヒーロー。

 

本音に向き合えているか試してくれた高校生へ

実は、私に本音を向き合うチャンスをくれていたんだよね。

今まで、自分の思っていることを言わずに

飲み込んでしまうクセがあった。

きっと、この問題を解決しなかったら、

また時の場所を変えて、

この問題に悩まされて続けるんだ。

試練のプレゼントありがとう。

ゲームと同じように、目の前に現れた敵を倒して

レベルアップした感覚を得ることができました。

いつも、あなたに、支えられています。

…古山有則

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以上です。

古山有則

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古山有則 koyama akinori

*作家 *軟式野球国体優勝経験ありメンタルトレーナー

*1万冊読了済み読書家

*月5000PVブロガー

「今のために、今までがある」 人生経験、読書経験の集大成を発信中。

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